2014年7月5日土曜日

前フリ職人 ゾーイ (前編)

"Littlest Pet Shop"シーズン2 見終わりました。 いやー、シーズン2後半もなかなか強烈なエピソードがあったなあ。

LPSは何がスゴいって、メチャクチャな話もある一方で、「前フリ → ボケ → ツッコミ」のお笑いの基本を要所要所でキッチリ押さえてくるあたりがスゴいと思うんですよ。

特にシーズン2後半はゾーイの前フリが光るエピソードがほんとに面白かった!


ゾーイエピソードで言うと、まず#40 "To Paris with Zoe"が面白かったですね。

ゾーイがパリのドッグショーで海外デビューすることになったんだけど、現地で出会った犬のフィリップに一目惚れしてショーどころじゃなくなってしまう、っていう話。

フィリップは芸達者なパントマイム犬なんだけど、なにせマイマーだから一言も喋らなくて、ゾーイがどんどん空回りしちゃうんですよね。

一緒にショーに出てたマダム・ポムもよかった。

ショーに集中するよう、ゾーイを諭すマダム・ポム。

マダム・ポムって初登場の時はなんかイヤな感じのキャラだったけど、今回はゾーイの親友であり良きライバルでありといった感じの、爽やかな立ち位置だったのが良かったな。

マダム・ポムはモデル犬としてのプロ意識が高くて、そこがカッコいいですね。 その点、ゾーイはいまいち集中力に欠けるところがあるけど、だからこそ親近感がわくんだよな。

まあこの話も普通に面白かったんですが、そこまでパンチの効いた笑いはなかったかな。

しかし問題はこの後に放送された#42 "Sweet Pepper"でして・・・。

この話はもうアバンの段階からだいぶヤバい。

今回デイキャンプ・エリアに預けられて来たキャプテン・カドルス(Captain Cuddles)。 フランス訛りのヨーロッパケナガイタチ(European Polecat)で、まあフェレットみたいなもんですな。


て、あれ? フランスってついこの間もやったような・・・




で、それを見たペッパーが、

ずきゅーーーーん!

って、またフランス男に惚れちゃう話かよ!!!

これもう、全米がツッコんだと思うんですが、ゾーイの話と完全に同じセッティングじゃないか! ここまでカブせてくるなんてスゴいな!!

なので、なるほど、じゃあゾーイの時と同じような話になるのかなと思ったんですが、もちろんそんなことにはならないわけで。

ゾーイと違って全然積極的になれないペッパー。

というか、積極的になれないというか・・・

どこか愛情表現が病的なんだよなあ、ペッパー。。 ゾーイだったらこんなことには絶対ならないのに。

このへんまで見ると、スタート地点の設定は同じなのに、ゾーイとペッパーでまるで違う話の流れになってるところがホント面白い。 もう"To Paris with Zoe"自体がこの話に対する巨大な前フリだったんじゃないかとすら思えてくる。 こんな話の作り方もあるのか!

で、そんなペッパーを見かねたゾーイ達は、ペッパーをマトモな素敵なレディに変身させよう!って話になるんだけど、 ペッパー含めこの4匹はそれぞれ全然キャラ違うもんだからどんどん大変なことに。

・・・うん、ミンカのアドバイスは余計だったんじゃないかな。

で、最終的に壊れるペッパー。

もうスタッフの悪ノリもヒドすぎるwwww ゾーイと違ってペッパーだとみんな容赦なくイジり倒すなあ。

という感じの話だったんですが、まだまだ他にも細かいネタがあってですね。

ペッパーの件でゾーイがラッセルに頼み事をするくだりなんて、ほんとイイですねえ。

「ゾーイの前フリ → ラッセルのボケ → ゾーイのツッコミ」という流れがキレイに決まってる! 地味だけど、こういうの好きです。

ミンカが意味もなく笑い続けるところもスゴいシュール。

「あはははははは!! あははは! あはははは! あはははははははは!!」

オス勢の3段オチも見事としか言いようがない! しかもこれをカブせボケにしてくるあたりもよく分かってるよなあ、ホント。

さらにブライスパートではバタークリームがいつも通りの暴れっぷりを披露するという。

というわけで、いろいろ見どころのある"Sweet Pepper"なんですが、 ゾーイ回を思い返しながら見るとまた一層味わい深い話でした。 いやペッパー、イジりすぎでしょ、ほんと。。

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