`back-quoted`: 謎のClarence

なぜか新エピソードがすぐ止まる"Steven Universe"に比べるとここ最近順調に続いている北米CNの"Clarence"。特にキリがいいわけでもないですが、このへんでちょっと突発レビューやります。

Clarenceはシュールでよく分からない話も多いけど、なんか強く心に刺さる話もたまにあるなあ。しかもそういった話が普段と全く同じテンションで事も無げに語られるのがスゴい。

突然アイスクリームが食べたくなったクレアランス。しかしメアリーさんは忙しいということで、クレアランスは近所の大人に頼んでアイスクリーム屋に連れて行ってもらおうとする、という話。

前かがみのメアリーさん・・・イイね！

それはそうと、アイス屋に連れて行ってくれそうな大人を探すクレアランスが出会ったのが・・・

以前ベイカー先生とブラインド・デートしていた老人ラリー！ラリー、この近所に住んでいたのか！！

というわけで今回の真のテーマは、強烈なインパクトを残していたあの謎の老人ラリーのプライベートに迫る、というお話でした、と。

ラリーはどうやら一人暮らしみたいだけど、とにかくモノが多い。。鍵だけでも数えきれないほどある。

でもこの感じがイイなあ。過去を背負い込みすぎた男という感じがして。

勲章をつけたラリーの写真。ラリーは元軍人なのだろうか？左はベイカー先生の写真だけど、右はなんだろう、宇宙飛行士？

とにかく、クレアランス達はラリーの運転する車でアイスクリーム屋さんに行くことに。

と、その途中、ラリーが車内に残したメモ書きに気づくジェフ。

おおお、ついにそれ見ちゃうのか！？謎に包まれていたラリーのメモ書きの中身がついに！！

・・・て、本当に特に意味もない備忘録という感じ？拍子抜けしたというか、逆により一層病的なものを感じさせるというか。。

とにかく全てをメモっているというラリー。一体何が彼にそうさせるようになったのか。なんだかむしろ謎が深まってしまった回でした。

イタズラ電話をかける遊びをしていたクレアランスは、偶然電話に出た謎の女の子とすっかり意気投合する、という話。

Clarenceは話によってはかなり投げやりなオチになるけど、この話はいつになくよくまとまってたなあ。

電話の相手はベラ(Bella)という名前の女の子。よほど気が合ったのか、クレアランスはジェフとスモーをそっちのけでベラと電話で話し続ける。

よく聞くと話している内容はほんとしょーもないことだけなんだけど、楽しそうな雰囲気は伝わってきてなんかもうほっこりするなあ。

で、ふとしたことからベラの誕生日をすっかり忘れてしまっていたクレアランス。慌てて電話をかけるんだけど・・・

ベラは電話に出ない。

分かるなー、これ。よりによってこのタイミングで連絡つかなくなったらメチャクチャ不安になるよね。そりゃ泣きたくもなるよ。

しかしこんなに取り乱したクレアランスは初めて見たなあ。どんどん切羽詰まっていく感じが悲痛すぎる。。

ロコツに落ち込んだクレアランスに比べ、メアリーさんはずいぶんと軽い感じ。

このギャップもイイな。ハタから見ると、特に大人から見るとどうってことないことなんだというのが表れていて、なんとも哀しい。

メアリーさんがクレアランスに声をかけるテンションも絶妙というかなんというか。

うーん、こんな優しい大人になりたいものだ。

この話、途中からベラは実は病床にあるんじゃないかとか、いろいろベタな想像をしてしまったけど、結局ごく普通の女の子だった、というのもまたニクいですね。

ベラは再登場するのかなあ。ラリーが出たんだからベラだってワンチャンあるで・・・

`back-quoted`