2012年7月7日土曜日

i hope i'm GOOD AT THIS

先月発売のコミック版Adventure Time #5の一コマ。 以前のお話では格闘技に挑戦していたビーモだけど、今回は料理に挑戦です。

このエプロンに何気なく書かれた"i hope i'm GOOD AT THIS"という言葉がなんとも前向きで、心に沁みます。ビーモにはぜひ、どんどん新しいことにチャレンジしていってほしい。

ところで最近はどっちかというと、TV放送版のAdventure Time本編よりも月1回のコミック版の方が楽しみになっていたりします。 コミック版はいろんな作家さんの個性あふれるアイディアに毎回驚かされますね。

TV放送版も独特の雰囲気を持っているんだけど、シーズン4に入って今までよりも"引き"の視点で描かれるようになったと思う。 なんというか、Adventure Timeの少しおどろおどろしく奇妙な世界を静かに見つめていく、といった感じでしょうか。 "Five Short Graybles"とか"Princess Monster Wife"とか特にそんな感じだったかなあ。 もっとも、エピソードリストを見るかぎりシーズン後半にはまた不穏なタイトルが並んでいるので、今後どうなるかは全く予想できませんが。

一方、Ryan Northさんの手がけるコミック版Adventure Timeのストーリーは、フィンとジェイクをドカンと中心に据えたスカッと爽やかな冒険 & バトルもの! という感じ。 人によってはフツーすぎて物足りなく感じるかもしれないけど、僕はこういうのも大好きですね。

コミック版を読んでいてほんとにスゴいと思うのは、TV放送版にはない独自のキャラクターや設定、あるいはAdventure Timeの世界観や歴史解釈をガンガン突っ込んでくるところ。

例えば以前ご紹介したコミック版オリジナルのデザート・プリンセスなんかも大変いいキャラでした。

そして今回の#5ではアイス・キングのパチモンヴィランが登場です。

その名もマイス・キング (Mice King)!! 名前の通り、ネズミの群れを自在に操る能力の持ち主です。うーん、おぞましい! こんな感じで、ネズミを固めて拳を作ることくらい平気でやってのけるあたりがいいんですよ。バトルものっぽくて。

しかしコミック版の独自設定で一番驚かされるのは何を隠そう我らがジェイクではないかと思う。 TV放送版のジェイクの能力はゴムゴムの実か、せいぜい戸愚呂兄くらいのスペックだけど、コミック版のジェイクはもう別次元の進化を遂げている気がします。

しょっぱなの#1で度肝を抜かれたシーンがこの"ジェイク・スーツ"!!

ジェイクをマントやリュックにして身に纏う発想はTV放送版でもあったけど、いくら何でもこれはやりすぎだろww 何よりもスーツ化する直前のジェイクは体がバラバラになっている気がするんだけど、大丈夫なんだろうか…

LSPのクッションがわりになるこのシーンではゴムどころか完全に液状化。そーいう能力じゃなかっただろ、ジェイク!

他にも脳天に風穴があいたり・・・ (これも気持ち悪い!)

プリンセス・ジェイクなんてのが出てきたりもしたけれど、

やはり極めつけはこの"ジェット・ジェイク"!! コクピットは口の中ということなんだろうか。ミサイルという名のパンチを飛ばすこともできるぞ。 能力の拡大解釈もここまでくると脱帽ですわ。

いろいろツッコミどころは多いものの、コミック版はこういう自由な発想がほんとにエキサイティングなので今後もどんどんやってくれることを期待してます。

おまけ。

#5の巻末にはLucy Knisleyさんの1ページマンガが。アイス・キング、なんかかわいいぞ。オチはご想像の通りです。

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